『 やりゃあいいんだろ 』

                      #98「球形鉄獣ブレープボンバー」




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                 体調不良で集合出来なかったジョーに、博士は1人で任務を行うよう命じます。
                 そんな彼の態度を見て、どうしたんだ、と健は心配そうに声を掛けますが、
                 ジョーはちょっと不貞腐れたようにこう突っぱねます。


                    「やりゃあいいんだろ」


                    Devo farlo.(デヴォ ファルロ)


                   これはかなり主語等が省略されていますね。

                   farlo というのは、”〜をする、行う”と言う意味の、fare に、

                   ”それを”という意味の、lo がくっ付いたものです。

                   devo は、dovere(〜しなければならない)の単数・現在形です。

                   なので、”それを行う必要がある””それをしなければならない”ということに
                   なります。



                   (英)I should do it.


                    こちらも、”私はそれをしなければならない”です。



                 反抗的なのは今に始まった事ではない・・・と言う博士。恐らく手元に預かって
                 からずっと手を焼いていたことがうかがえる台詞です。
                 でもその頑な態度の裏に何かを読み取ったようにみえる博士ですが、体の不調に
                 は気づけなかったようです。おまけに、それが出生の事で荒れている、という風
                 に解釈してしまっています。

                 ちゃんと解ってくれた方か、それとも勘違いしてくれた方か、どちらがジョーに
                 とっては良かったのでしょうか。
                 任を解かれるよりは、違う方に行って欲しいと思っていたのかも。
                 ファンとしは、彼の不調に気づいて欲しかったですけどね。


                 それではまた次回。


                 A  presto !  Ciao !







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