『 私には関係ないこ
と・・ 』
#81「ギャラクター島の決斗」
マリンサターン号での調査で封印していた過去を思い出し、1人両親の眠る
墓を参るため、故郷であるBC島へやってきたジョー。
そこへ墓守がやってきて、ここに来たのも何かの縁だから花でも手向けた
ら、と彼に言います。
しかしジョーは素っ気なくこう答えます。
「私には関係ないこと・・」
Non mi importa.(ノン ミ インポルタ)
今回の表現は実にシンプルです。
importa は、”重要な”という意味で、前に打ち消しの non があるので、
”(自分にとって)重要でない”、つまり”関係のない”となります。
(英)It does not matter to me.
does not matter で、”重要でない””関係ない”となります。
彼を不審に思った墓守は、ちゃっかり杖に仕組まれていたカメラで盗撮しま
す。
で、それは遥か遠くにいるカッツェの元へ送られる訳ですが・・。
カッツェは、彼を見るなり、かつて暗殺したジュゼッペにそっくりだと言
い、しかも変装が下手だ、と付け加えます。
そりゃあ貴方は変装と言っても完全に他人に成り済ますことが出来るからそ
う思うのであって、普通の人間はこれが精一杯の変装なのよ。
と思わず反論したくなりますが・・。
ジュゼッペさんがどんな顔してたのか、テーブルに伏っしていたからよく分
かりませんが、もしこの変装どおりだとしたら、かなりのダンディだと思う
のですよ。
サングラスを取ればやはり彫りが深いだろうしね。
ファンの贔屓目を抜いても、きっと今で言うイケメンだと思うよ。
どんなに思い出だけで記憶がなかったとしても、やはり知らず知らずのうち
にパパの容姿に近づいてしまったということですね。
カテリーナさんがメロメロになってついていったのか、ジュゼッペさんが口
説いて口説き落としたのか。
両親の馴れ初めを書いたら面白そうですね〜。
そんなわけで今回はこれで。
また次回お会いしましょう。
A presto !