『 女の子がみんな無事だったのが 何よりだぜ 』

                        #74「バードスタイルの秘密」




                G74



                 74話「バードスタイルの秘密」より、なけなしのキャプチャです(苦笑)←画
                 像が荒くて残念ですわ・・(トホホ)


                 ジュンの靴を拾ったギャラクターは、変身の秘密を探り当て、その作戦の一つと
                 して、同じ年頃の少女たちをさらう事を決行。
                 ジュンと一緒にとらわれた5人の少女たちを無事取り返した忍者隊。カッツェを
                 取り逃がして悔しがる健ですが、ジョーは女の子達を助ける事が出来て満足して
                 言います。


                   ネ il migliore che tutte le ragazze sono state al sicuro.
                   (エ イル ミリオーレ ケ トウッテ レ レガーゼ ソノ スタッテ
                    アル シクーロ)


                    ”何よりだ”という意味の、il migliore ですが、この”gli”という部分、
                    かなりくせがあり、g は読みません。gliで、”リ”と読みます。

                    le ragazze は、ragazza”少女、女の子”の複数形。
                    男の子は、 ragazzo です。


                   sono は、essere(ある、いる、英語のbe動詞)の3人称複数です。
                  (1人称単数の時も使用します)この場合は、「彼女たちが〜である」と
                   いう意味になります。
                   sono state al sicuro で、”無事で良かった”となります。


                  (英)It is best that all the girls were safe.

                  ”すべての女の子達が無事だったのが良い”というのが直訳です。


                  別の翻訳を見てみます。



                  (伊)ネ soprattutto che la ragazza tutti erano al sicuro.
   

                  (英)It is above all that the girl everyone was safe.

                  色々翻訳によって言い回しが違ったりしているのですが、ニュアンスとしては
                  似たような感じです。

                  ちなみに、前者は「Yahoo!翻訳」さん、後者は「Google翻訳」さんです。


                 あと、ついでに、イタリア語では、”〜さん”と言う時のいわゆる呼称を何て言うか
                 見てみます。


                    la signora (ラ シニョーラ)既婚女性(英語のMrs.)

                    la signorina(ラ シニョリーナ)未婚女性(英語のMiss)

                    il signore(イル シニョーレ)男性(英語のMr.)

                   つまり、”お嬢さん”と呼びかける時は、

                    Signorina. と言う訳です。


                   ここで、あ、と気づいた方、そうです。

                   gno は、”グノ”ではなく、”ニョ”と発音します。

                   以前、「仲間」という意味の、compagno(カンパーニョ)というのが出まし
                   たね。



                 ここでのジョーは、ちゃんと(?)イタリア人男性としての性格が描かれていま
                 すね。
                 よく、ステレオタイプでは、イタリア人男性は女性が大好きでいつも声をかけ
                 る、というプレイボーイみたいなイメージで言われます。
                 まあでもそれはあながち間違いではないようです。イタリアの男性は、女性を褒
                 めるのが礼儀だと考えているそうで、とにかく会う女性を褒めるのが普通とのこ
                 とです。
                 それも、たとえば、漠然と君は綺麗だね、ではなく、「その髪素敵だね」とか
                 「君の瞳は美しいね」と具体的に何が素晴らしいのか言うそうです。

                 でもいくら褒められても軽くかわし、あまり付いて行ったり慣れ慣れしくしては
                 いけないとツアーのガイドブックに書いてありました。
                 適当に、ありがとう、と答えておくのが無難のようです。(向こうも気があると
                 は限らない)

                 そんなわけで、イタリアの国民性がちょっとかいま見れたセリフでした。


                 今日もお付き合いくださり、ありがとうございました。また次回。


                 A presto !





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