『 放っておこうぜ。1人になりた いんだよ 』

                         #51「回転獣キャタローラー」



                  G51




                    今回の任務が終わったらお父さんに会える、と言われ、健は思わず仲間か
                    ら離れて走り去ってしまいます。
                    そんな彼を追いかけようとしたジュンをジョーは引き止めます。


                      Lo lasciamo. Vuole diventare solo.
                     ( ロ ラッシャーモ。 ブオレ デヴェンタレ ソロ。)

                      lo は、”彼を”という人称代名詞。通常はこのように前に置かれる場合
                      が多いですが、時には命令法の活用形・不定詞には後に付く事があり
                      ます。

                      例:彼を知っているか?との問いに、
   
                       No, non lo conosco. いいえ、知りません。

                      lasciamo は、元の形は lasciare(ラッシャーレ)、”置いておく、置い
                      てくる”という意味。

                      それで、このセリフだと、「彼を置いておこうぜ」つまり、「放って
                      おこうぜ」となります。


                      後半の、vuole は、”彼は〜を望んでいる”、diventare は、”になる
                      (ために)”、solo は”1人”という意味なので、
                      「彼は1人になるのを望んでいる」つまり、「1人になりたいんだ」
                      となるわけです。


                     (英)Let's leave him. He wants to become alone.


                      leave は、”残す”、alone は、”1人ぼっち”という事ですね。



                    だけどこれがあのような別れ方をするとは本人はもちろんジョーたちも夢
                    にも思わないでしょう。
                    運命とは残酷なものです。


                    というわけで、本日はここまでです。
                    また次回お会いしましょう。


                    A presto ! Ciao !








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