『 その薔薇だ、その薔薇が俺の親父とお袋 を・・・! 』

      
             #31「南部博士暗殺計画」



              G31
              


               
両親の直接の死因は薔薇爆弾ではないのですが、自分へ向けられたそれ
               を見た彼は、とにかく愛する彼らを失った悲しみと憎しみでこう言いま
               す。


                Ma la rosa, la rosa è mio padre e mia madre ...!
               (マ ラ ローザ、ラ ローザ エ ミオ パードレ エ ミア 
                マードレ・・)


                2回目の”e”は、”〜と”という接続後です。(これには付かない)

                rosaは、「薔薇」 そして「私の〜」という意味のmioは、その後が
                ”padre"(父親)ー男性名詞なので、”ーo"、”madre”(母親)ー女性名詞
                なので、”ーa”と変化します。


                整理すると、 私の〜 男性名詞に付く=”mio"
                           女性名詞に付く=”mia"



                さて、英語はというと、



                But the rose, the rose is my father and mother ...!

                直訳すると、その薔薇は私の父と母・・という訳になってしまいます
                が、その後がないので、まあ「その薔薇が父と母をー」と考えること
                になるでしょうか。


               ところでジョーの回想で出てくる両親は2人ともとても立派な身なりを
               しています。
               命を狙われて家族ともども脱走してきたわりにはまともな格好してま
               す。
               もうこのような状況に追い込まれたらとにかく動きやすい服とかにする
               ところだと思いますが(息子のジョーもいい洋服着てる)やはり幹部
               だったという事もあるし、おそらくいいカモフラージュになると考えた
               のでしょう。結局見つかってしまいましたが・・。
               それとも逃れた時には電車とか船に乗ってどこかへ行こうとしたのかも
               しれませんね。
               それはフィクとかでなんとか辻妻合わせにしちゃうのもいいかな?
               (爆)

               やがてジョーはますますギャラクターに対する復讐心を強め、孤独な戦
               いをすることになるのですが・・。
               しかし彼は知らない。
               復讐が復讐を呼び、更なる悲しみを増幅させてしまう事をー。


               本日はここまでです。
               また次回お会いしましょう。

               A presto !  Ciao !





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