『 とっとと帰れ 』
#26「よみがえれゴッドフェニックス」
居眠りして合体できず鉄獣の攻撃を防げなかった責任を取って忍者隊をやめ
ると言い出した竜。そんな彼にジョーは言い放ちます。
「とっとと帰れ。そんな根性のねえヤツはこっちでごめんだ。」
E tornare fretta. No Guts come ragazzo, non ho
bisogno.
( エ トルナーレ フレッタ。 ノウ グッツ コメ ラガッゾ、ノン
オ ビゾンニョ。)
tornare は、”帰る”、fratta は、”素早さ”という意味なので、
「素早く帰る」となります。
guts は、英語でも同じ綴りですが、”ガッツ、根性”です。
ragazzo は、”男の子、少年、若者、未熟者”等々で、つまり、”ヤツ”
ですね。
bisogno は、”必要”、発音は”ビゾンニョ”となり、綴りからは解りに
くいです。”g”は発音しないようです。
そして、この non ho 〜 は、”〜は一つもない”という熟語で、
つまり”必要は一つもない”、”必要は全くない”となり、これはかなり
きつい言い方かもしれません。ジョーらしく言うと、”全然いらねえよ”
となりま
すか。
(英)And go back hurry. No such guts guy, I do not
need.
この場合は、ここにいる我々は、という事なので、”I”が”We”になる
のかな。
ジョーのセリフはけっこうきついのですが、博士についていったり、慣れな
いゴッドフェニックスを操縦して助けに行こうとしたり、なんだかんだ言っ
て、心の
底では竜のことを心配しているのもしれないですね。
まあ素直じゃないですから、彼は。
最後に、”急ぐ”に意味である、frettaの活用例です。
di fretta 慌てて in fretta ささっと
in fretta e furia 大急ぎで
それでは本日はここまで。また次回お会いしましょう。
A presto !