『 1人でも多く貴様らを道連れに してやるぜ! 』

                        #103「死を賭けたG2号」





                G103





                ブレスレットを破壊されたジョーは、自分を取り囲むギャラクターのチーフ以下                 隊員た ちに向かって叫びます。
                どっちみち、残された命を投げ出す覚悟でいた彼はこれで吹っ切れたのでしょう。


                  「1人でも多く貴様らを道連れにしてやるぜ!」



                  Viaggio con molto di Lei solo!(ヴィアッジョ コン モルト ディ
                               レイ ソロ!)

                   viaggio というのは、”旅””旅行”という意味。
                   molto は、”〜の多く”、Lei は、”あなた方”ですので、”あなたたちの多く
                   を”という意味です。
                  で、どうして敬語を使っているのかというと、以前にも述べたように、恐らく
                  ”貴様”とか”お前”が元々敬語だったためと思われます。

                   solo は、多分日本語の”1人”に反応したためかもしれません。

                  英語も同じような言い回しです。


                 (英)I travel with a lot of you alone!

                  こちらも、イタリア語同様な感じですね。

                   さて、道連れですが、”一緒に旅をする”というニュアンスです。
                   よく日本語でも、「旅は道連れ、世は情け」と言いますね。


                この場合は、俺と一緒に地獄へ行こうぜ、という意味なのでしょう。
                戦いに身を置いて来たジョーとはいえ、何だか若者らしくない台詞です。
                彼をもっと幸せにしてあげたかったな。って私たちにはどうする事もできません
                が・・。


                それではいよいよ次回は最終回ですね。
                やはりあの台詞でしょうか。

                ではまた!

                A presto !







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