『 イエス誕生 』
クリスマスおめでとうございます。
「すべての人を救う神の恵みが現れた」テトスへの手紙2章11節
「さて、この地方では羊飼いたちが夜、野宿をしながら羊の群れの番をしてい
た。すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照らしたので、彼らは非常
に恐れた。御使は言った『恐れるな、見よ、すべての民に与えられる大きな喜び
をあなたがたに伝える。きょう、ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお
生まれになった。この方こそ、主なるキリストである。あなたがたは、幼子が布
にくるまって飼い葉桶の中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたが
たに与えられたしるしである。』するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現
れ、御使と一緒になって神を賛美して言った。
『いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、御心にかなう人々
に平和があるように』』
(ルカによる福音書2章8〜14節)
最初に民間人でイエスに会ったのは、羊飼いだと言われています。
これも、立派な立場にある人というより、野宿をして暮らしているいわゆる貧し
い人が選ばれたというのがこれまたミソでもあります。
さて、それから町の人々が聞きつけてお祝いにやってきたと思いますが、この羊
飼いの次に訪問してきたのは、東方の三博士です(三賢者とも言います)
「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのと
き、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王
としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方
の星を見たので、拝みに来たのです。」これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱い
た。エルサレムの人々も皆、同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たち
を皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。
彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。 『ユダ
の地、ベツレヘムよ、/お前はユダの指導者たちの中で/決していちばん小さい
ものではない。お前から指導者が現れ、/わたしの民イスラエルの牧者となるか
らである。』」 そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現
れた時期を確かめた。そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかっ
たら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。
彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子
のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝
み、宝の箱を開けて、★黄金、★乳香、★没薬を贈り物として献げた。ところ
が、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自
分たちの国へ帰って行った。」
(マタイによる福音書2章1〜23節)
博士たちは、王に不信感を抱いて彼も元へ帰りませんでした。実は、王は、自分
より力のある者の出現に恐れをなし、生まれたばかりの男の子を殺すようお触れ
を出そうとしていたのです。博士たちはイエス様を守ろうとしたのですね。
ところで、博士は3人とははっきり記されておりません。
彼らが持参したのが、「黄金」「乳香」「没薬」の3つだったので、3人だろう
となったようです。
「乳香」というのは、カンラン科の乳香樹の樹液が固まったもの。「没薬」もや
はり樹脂の固まったものらしいです。
また、こちらは、カトリック教会で実際に儀式で使用するそうです。
とまあこんな感じで初めてやってみたプレゼピオ、いかがでございましたでしょ
うか。準備不足でいささか不慣れなもので申し訳なかったと思ってますが・・。
でも雰囲気が伝わったのならいいかな・・と思っております。
みなさま、どうぞ良いクリスマスをお迎えくださいませ。