『 もし俺のお袋が生きていたら・・・ 』
Ciao !
Buon anno !( ブオン アンノ! )新年おめでとうございます!
buon =よい、いい anno= 年 歳月
良い年、で「いい年を!」となり、暮れにも使います。
イタリア語ではこのように、挨拶に buon をつけて表現します。
おはようございます
Buongiorno !( ブオンジョールノ! )buon (良い)+ giorno(一日)
*また、これは、「こんにちは」という意味でも使います。その場合、午後3、4時
まで。
こんにちは、こんばんは
Buonasera !( ブオナセーラ! )buona + sera( セーラ:夜 )
*午後3、4時以降にこう言います。
おやすみなさい
Buonanotte.( ブオナノッテ )buona + notte( ノッテ:夜、晩、夜中 )
英語でも、
Good morning とか Good evening とか言いますね。
・・脱線しました^^;
今日の台詞はこれです。
「もし俺のお袋が生きていたら・・・」
Se mia madre fosse viva・・・( セ ミア マードレ フォッセ
ヴィヴァ・・・ )
もし〜たら、という「仮定法」の表現です。
この仮定法というものは、検定試験3級で登場する文法で、これが登場すると本格的
になり、色々な表現ができるようになります。(まさに今勉強中・・・)
se というのは、仮定を挙げる時に使う接続詞で、「現在あるいは未来において実現す
る可能性が強い仮定文」「可能性または実現できうることを想定した仮定文」「現在の
事実と反することを想定した仮定文」の3つの表現になります。
そしてこの仮定文には4つの文型があります。
「もし、〜ならば」「もし、〜したら」「もし〜していたなら、〜していただろう」
「もし〜していたのならば、〜するのになあ」
例1:君は熱があるのなら、私たちはパーティーに行きません。(現在)
Se hai la febbre, non andiamo alla festa.
例2:もし君は熱があるのなら、私は1人でパーティーに行かないでしょう。(未来)
Se hai la febbre, non andrņ da solo alla festa.
英:If my mother were alive・・・
で、本文ですが、
fosse というのは、essere の3人称単数・半過去の接続法です。「〜していた」という
意味で、その時に動作が継続している時に使います。
この場合は、madre(母親)が、生きていた(ら)という意味です。
ジョーはママが生きていることを想像しているわけですね。
vivaは、そのまま「万歳」という意味ですが、動詞 vivere( ヴィヴェーレ:生きる、
生きている )の3人称単数・接続法現在形でもあります。
ジョーの心の中のママ(カテリーナさん)はどんな感じなのでしょうか。
別れた時彼はたった8歳。このころの子供は親をどのくらい覚えていられるものなので
しょうね。
そんなわけだから、どう見たっておばあちゃんのメッケルママを自分のママの面影を重
ねてしまったのかな。
なんだか切なくなります。
私のフィクではとても若くて美人(でも怒ると怖い?)なママをイメージしております
けどね。
でも、「もし俺のお袋が生きていたら・・・」の先はなんだろう。
甘えたいな
話がしたい(声が聞きたい)
あ、背中をさすってあげたい、かな?(^∇^)
小さなジョージくんの顔をちょっぴりのぞかせるジョーなのでありました。
今日はここまでです。
また次回!
Ci vediamo !