candle



                       『 永遠の命  』




               神様は一度命の灯が消えた一人の男の子を御元に連れて来られ、
               話し掛けられました。
               「子よ、起きなさい。お前はもう一度地上へ行き、人々のために
                罪を負い、またここに戻ってきなさい。」
               「それは何故、僕なの?」
               「お前しか出来ない事だからです。」
               神様は子供を地上へお遣わしになりました。

               そして、男の子は優しい男の人に引き取られ、すくすくと育ち
               ました。
               やがて立派な青年に成長した男の子は、神様の言いつけ通り、
               人々を苦しめる悪い心を持つ人々を壊滅させました。

               地上に平和が来ました。
               でも、その子はその事を知らずに命を全うしました。
               しかし子は、ちゃんと神様の言いつけを守ったので、その御元に
               戻って来ました。
               神様は優しく微笑みました。
               「お帰りなさい。よく頑張りましたね。」
               男の子は良い行いをしたので、父と母の元へ行き、親子3人で
               暮らす事が出来ました。

               地上に平和が来たように、天にも平和がやって来ました。

               男の子はもう苦しむ事もなく、永遠の命をもらったのです。





              (あとがき)
               クリスマスの時期になると、イエス降誕の話が多くなります。
               人々の罪を償うため、地上で産まれ十字架に付けられて人々の
               代わりに死なれたイエスの生涯が、何だかジョーのそれに似て
               いる、と思いこんな話を書いてしまいました。
               神様、ごめんなさい…。
              (写真は、先ほどまでやっていた、キャンドルサービス後の祭壇です。)






    
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